皆さんこんにちは!ReMix綾瀬店です。
日頃、営業中のお客様とのカウンセリングではご要望やお悩みについて、色々とお尋ねさせていただいております。
通常はカルテを保管させていただいておりますので、過去の履歴についてはほぼ把握出来ていますが、初めてご来店のお客様や、まだ来店回数の少ないお客様に関しては、この情報をより密にお聞きする必要がございます。
そしてその情報を考慮した上で、ごく稀にそのお客様の施術をやむなくお断りさせて頂く場合がございます・・・。
その原因がセルフカラーによるものです。
先日お客様とのお話で、近々髪を黒く染めなければならないと。
通常の明るくするカラーならばダメージを気にしていただく程度ですが、黒く染める場合には細心の注意が必要になり、再度髪を明るく染め直したくとも不可能な状態の場合がございます。
結果、施術をお断りさせていただくことに。
お店にも黒染めした色素を抜く専用の脱染剤(だっせんざい)という薬剤もありますし、ブリーチ剤で抜く方法もありますが、このどちらも相当のダメージを覚悟しなければなりません。
ではそもそもどの選択が良かったのでしょうか?
それは、黒染めだからこそお店カラーを選んでいただきたいのです!
普段のお話では深くまで説明する事もできないので、これを機にちょっと突っ込んだお話をしましょう。
先程の「細心の注意」とは、技術を重ねてきたプロだからできる部分でもあります。
下の図は、よくある毛髪の1束(この1束ごとにカラーは塗り分け・色分けをします)を例にします。
新生毛とは新しく生えてきたまだカラーをされていない髪です。ここは俗に言う「リタッチ」ですね。
①は前回のカラーでリタッチだった部分。黒染めする場合はこのラインは全く気にしなくて良いのですが、問題は②です。
ここから新生毛は施術されていない「黒」ですが、この部分に薬剤を付けないように塗ることが大事なのです。
新生毛に黒染料が塗られると見た目は全く分かりません!1~2ヶ月経って基染毛の部分の黒が少し抜けて明るく変わってきても、新生毛に塗ってしまった部分は全く変わりません!
ここで問題が起きるのです!
カラーチェンジをする際に基染毛の部分は条件は絞られますが塗布がある程度可能になります。が、新生毛の部分の重ねて塗ってしまった部分はカラーチェンジが不可能になってしまいます。
セルフカラーで①のラインを気にせず塗ってしまう事により、カラーチェンジをお断りしなければならないという結果になってしまうのです。本当に残念です。
髪を黒くする。これは人それぞれ理由はありますが、カラーチェンジが難しくなることを踏まえ、一度我々プロにご相談を頂ければと思います。
ご利用は計画的にいきましょう♪